歩くことと暑熱順化。

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか？

最近は熱中症のニュースもよく目にしますから、無理は禁物ですね。

とは言いつつも、早くこの暑さに体を慣らしたいと、誰もが思っていると思います。

環境省の報告書によると、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動（ウォーキングなど）を毎日３０分ほど続けると、個人差はありますが２週間ほどで体が暑さに順応するとのこと。

それを「暑熱順化（しょねつじゅんか）」といいます。

その報告書によると、暑熱順化した体は、発汗量が増え、汗に含まれる塩分濃度が低下し、皮膚血管が拡張し、循環血液量も増加する、という４つの効果があるそうです。

つまり、暑熱順化した体は、汗をかきやすくなって、体温が上昇することで起こる熱中症になりにくくなる、ということですね。

まだ体が暑さに慣れていないという方は、早朝や夕方の気温が少し下がった時間帯での少しだけきつめのウォーキングを続けてみてください。

なかなか時間がとれなかったり、この時期３０分も歩くのは辛いという方は、毎日の入浴（１０〜１５分ほど）で汗をかくことも効果があるそうですよ。

熱中症を予防するためにも、無理のない範囲で、ぜひ歩くことや汗をかく時間を楽しんでくださいね。