先日ご来店くださったYさん。


Yさんは、4月ごろに参加したウォーキングツアーで足(外反母趾)を痛めてしまったそうで、それ以来、靴選びとかインソールに関心を持たれていたそうです。

カウンセリングをお受けいただき、いろいろとチェックしていくうえで、以下の2点が特に気になったので、アドバイスさせていただきました。





①ウォーキングで履いている靴が、Yさんの歩きグセによって、いつの間にか変形していた


元々の作りが柔らかめで、変形しやすかった、ということもありますが、Yさんの歩き癖(特に右足)に少し特徴があって、その癖が積み重なり、だんだん変形(内側に傾いてしまう、回内してしまう)していったのでは、と推測しました。(その靴を履くだけで、外反母趾を推進してしまうような状態でした)



Yさんは、軽くて、柔らかくて、サポート力が少ない(しかも歩き癖によって変形していた)そのウォーキングシューズで、ウォーキングツアー(10キロ)に参加した結果、右足の外反母趾部に痛みが生じた可能性が高いです。



ポイントとしては、Yさんご自身が、その靴の変形や、ご自身の歩き癖に気がついていなかった、ということでした。


第三者の目でチェックして、その習慣に気づかせてあげることはとても重要なことだと思います。

そして、カウンセリングの価値は、こういうところにもあるのだと僕は思っています。




②靴の履き方にも問題があった


以前、コラムにも書きましたが、靴の履き方もとても重要です。

Yさんのケースでも、紐をしっかりと締めずに、少しゆったりと履かれる習慣がおありだったことが原因で、足(外反母趾)に痛みが生じてしまった可能性は、大いにあると思いました。


コラム 〜 靴を履く時は「トントン、キュッ!」


家庭でも学校でも社会でも、靴を正しく履くことの重要性について、しっかりと説明できる人がまだまだ少ないことが、問題だと思っています


こういうことをお店やブログなどで啓蒙し続けることも、僕の役目のひとつだと思いますので、これからも地道に発信し続けたいと思います。



以上の2点以外にも、ストレッチ方法(足部の各関節の可動域が少ないため)などもお伝えしました。




今回は、しっかりとした機能の新しいスニーカーをお持ちだったので、そのスニーカーに合わせてオーダーインソールをお作りすることになりましたが、再びYさんが楽しくウォーキングツアーに参加していただけるように、しっかりとお作りしたいと思います。





追伸
帰り際の丁寧なお辞儀が、とても印象的でした。




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