SKIP

【足底腱膜炎② 靴選び】足底腱膜炎を悪化させにくい靴とは? 靴選びのポイントを解説



こんにちは、SKiPの寺田です。

前回は、足底腱膜炎とはどんな症状なのか、なぜ起こるのかについてお話ししました。
今回はその続きとして、足底腱膜炎の方にとって大切な靴選びについてお伝えしたいと思います。


かかとの痛みがあるとき、「とりあえずやわらかい靴を選べばいいのかな」と思われる方は少なくありません。
たしかにクッション性は大切ですが、それだけでは足りないことも多いです。

足底腱膜炎のときは、足裏にかかる衝撃をやわらげるだけでなく、足が必要以上に不安定にならないことも大切です。
つまり、やわらかさだけでなく、支えや安定感も靴選びの大事なポイントになります。



足底腱膜炎のとき、靴選びが大切な理由

足底腱膜は、足裏のアーチを支えながら、歩いたり走ったりするたびに負担を受けています。
そのため、今の足の状態に合っていない靴を履いていると、足底腱膜へのストレスが増え、痛みが長引きやすくなります。

逆に、足元の環境が整うと、それだけでも足裏への負担が軽くなり、日常生活がかなり楽になることがあります。

ストレッチや負荷調整も大切ですが、毎日履く靴を見直すことは、それと同じくらい大切なケアのひとつです。



足底腱膜炎の方が靴を選ぶときのポイント

では、どんな靴が足底腱膜炎の方に向いているのでしょうか。
ここでは、一般的に見ておきたいポイントを5つご紹介します。


topo_column04.jpg

足底腱膜炎の靴選びでは、やわらかすぎる靴は注意が必要です。


1. かかとまわりが適度にしっかりしている

かかと部分(カウンターと呼ばれる部分)がやわらかすぎる靴は、足がぶれやすくなり、足底腱膜への負担が増えることがあります。
かかとまわりが適度にしっかりしている靴は、足を安定させやすく、歩いたときのぐらつきを抑える助けになります。


topo_column02.jpg

かかとまわりが安定している靴は、歩いたときのぐらつきを抑えやすくなります。


2. 紐やベルトで甲をしっかり合わせられる

スリッポンのように甲を固定しにくい靴よりも、紐靴やベルトタイプのほうが足と靴を合わせやすいことが多いです。
甲がきちんと合うと、足が靴の中で余計に動きにくくなり、かかとや足裏への負担も減らしやすくなります。
※毎回しっかりと紐やベルトで甲を締めて履くことも重要です。


3. 靴底が薄すぎず、厚すぎない

足底腱膜炎の方にとって、靴底の厚さのバランスはとても大切です。
薄すぎる靴底は地面からの衝撃が伝わりやすくなりますし、逆に厚すぎて不安定な靴は、足元がぐらつきやすくなることがあります。
大切なのは、足の状態に合った適度な厚みと安定感があることです。


4. 足が内側に倒れ込みすぎない構造になっている

足底腱膜炎の方の中には、歩いたり走ったりするときの踏み込みで足が内側へ倒れ込みやすく、そのことが足底腱膜への負担につながっている方もいらっしゃいます。
そのような場合には、靴底の内側にスタビライザーが入っているなど、足が必要以上に内側へ倒れ込みにくい構造の靴が助けになることがあります。


5. つま先に適度なゆとりがある

つま先が窮屈な靴は、足指が自由に使いにくくなり、足の自然な動きや本来の歩行に悪い影響があります。
足底腱膜炎の方には、指先に適度なゆとりがありながらも、足全体はきちんと支えられる靴が向いています。


topo_column01.jpg

TOPO「ULTRAFLY」は、つま先のゆとりと中足部〜かかとの安定感を両立したモデルです。


たとえば、当店でも取り扱っているTOPOの「ULTRAFLY」は、指先にゆとりがありながら、中足部からかかとにかけての安定感があり、足が内側に倒れ込みすぎにくい構造を持ったモデルです。
足底腱膜炎でお悩みの方の靴選びの一例として、こうしたタイプも参考になるかもしれません。


反対に、気をつけたい靴

次のような靴は、足底腱膜炎の症状があるときには注意が必要です。

1. 薄くてペラペラした靴

地面からの衝撃を受けやすく、足裏への負担が大きくなりやすいです。
足が元気な方には足裏のトレーニングになっても、痛みが出ている時期には負担になることがあります。

2. かかとが不安定な靴

かかとが内側に倒れ込みやすい靴や、足をしっかり支えにくい靴は、足底腱膜に余計なストレスをかけることがあります。

3. 柔らかすぎる厚底靴

クッション性が高い靴は魅力的ですが、柔らかすぎると足元が不安定になり、かえって疲れやすくなることもあります。
特に足の状態によっては、やわらかさがそのまま"楽さ"につながらないこともあります。

4. ヒールの高い靴

ヒールの高い靴は、足裏のバランスを崩しやすく、かかとや前足部への負担を増やしやすいです。
足底腱膜炎の症状がある間は、できるだけ控えたほうが安心です。



ソックスやインソールも助けになることがあります

足底腱膜炎のケアでは、靴だけでなく、ソックスやオーダーインソールが助けになることもあります。

たとえば、足のアーチをやさしく支える機能のあるソックスや、足の状態に合わせて調整したインソールによって、足裏の負担が軽くなることがあります。

ただし、ここは個人差が大きいところです。
同じ足底腱膜炎でも、足の形や筋力、歩き方、痛みの強さによって、合うものはかなり変わります。

だからこそ、自分の足の状態に合っているかどうかを大切にしていただきたいと思います。


靴選びで迷ったら、ひとりで悩みすぎないでください

足底腱膜炎は、靴を変えればすぐにすべて解決する、というものではありません。
でも、足に合わない靴を履き続けていると、なかなか良くならないのも事実です。

実際には、

などを見ながら、靴を考えていくことが大切になります。


「何を基準に選べばいいかわからない」
「やわらかい靴を履いているのに良くならない」
そんな方は、一度専門店などで相談してみるのもおすすめです。


まとめ

足底腱膜炎の方の靴選びで大切なのは、単なるクッション性だけではありません。
かかとの安定感、甲のフィット感、靴底のバランス、足が内側へ倒れ込みすぎない構造、つま先のゆとり。
そうした条件が合わさることで、足裏への負担は変わってきます。


毎日履く靴は、足底腱膜炎の回復にとって、とても大きな土台です。
「今の靴が本当に自分の足に合っているかな?」と見直してみることが、改善の第一歩になることもあります。

足底腱膜炎でお悩みの方は、痛みのある場所だけでなく、足全体のバランスや靴との相性を見ていくことが大切です。
SKiPでも、足の状態に合わせた靴選びやインソールのご相談を承っていますので、お気軽にご相談ください。


次回は、足底腱膜炎のケアとして取り入れやすいストレッチや日常で気をつけたいことについてお話ししたいと思います。




関連記事